~オペラ座の怪人~四季 [演劇]
観てきました、劇団四季のオペラ座の怪人!
もちろん、今頃チケットがすんなり手にはいるわけもなく、
オークションで落札しましたが、値も上がらず、しかも良席でラッキー。
2階席なんですが前方真ん中だったので、シャンデリアには近いし、
屋上のシーンでもそっとふたりを見ているファントムがまっすぐ前に見えるし、
見下ろして観るので舞台全体がよく見えるし、なにより目が疲れません。
むしろ1階席よりベストなんじゃないでしょうか。
ストーリーの流れは映画と同じ。。オークションから始まります。そして、あの音楽!
とても豪華に作られた舞台~でした。
地下にファントムがクリスティーヌを誘う場面、これがすごく綺麗で、ほんとにどんどん降りていくように見え、
よくできていましたね。もやの中をボートですすむ場面も水の中を進んでいるよう。。
シャンデリアも映画に比べれば。。というところはありますが、実物を観る衝撃がありましたね。
そして、もちろん生歌!これがとても良いのです。高らかに響く声でさすが。。
全体で歌うマスカレードの場面は圧巻。
映画の中での観客の立場でしょ。その場で聞く迫力っていいわ~
しかし、あまりにも映画CDの聞きすぎで、日本語の歌詞なのに
単純細胞の頭の中では英語がまわり、混乱して聞き取りにくくなってしまっていました。
映画との違いは
こちらのクリスティーヌはふらふら迷っている風はなく、ファントムへの恋愛の気持ちはなかったようですねー
それで、ますます、ファントム、オタクストーカー風。
ドンファンの舞台出演も嫌がっていて、ラウルに、君をだしてファントムをおびき寄せようと、説得され、しぶしぶ出ることになります。
その「ドンファンの勝利」、ファントムがすっぽり黒布をかぶって出てくるので、ちょっと可笑しかった。。
お墓のシーンはフォントム登場で、戦いあうことなく、クリスティーヌとラウルが恐れて逃げ、
映画と違って、ファントムは負けません。。。ここ大事、大事!うん、これは非常に満足。
やっぱり、指輪を返しに戻るシーンがあり、(これは疑問。ラウルがくれた指輪を何故?)
これじゃ、ファントム、彼女が戻ってきたと勘違いしてますます可哀想じゃない。。残酷なシーンですよね。
残されたウエディングベールに顔を埋めて泣くファントム、
寂しくて悲しくて仕方ない様子が可哀相で。。。切なかったですね。
で、何より違うのは
ファントムのイメージ。
弱々しくて、繊細な、亡霊のようですね。生身の人間という感じがありません。原作っぽいですが。
ジェラルドファントムのあの生々しい「男」という感じがまったくないですね。
(地下で彼女が失神したときのお姫様抱っこもありません。そのまま寝かせてマントを掛けるだけ。。)
歌声も、すごく響いて素敵なのですが、どうしてもジェラルドファントムと比べると男っぽい迫力に欠けるヮぁ。。
ラウル役の方はなかなか素敵でした。舞台を見る限り、クリスティーヌがラウルをあっさり選んでしまうの仕方ないなぁ。
怪人さんには惚れないかも。。
(ああ、やっぱり、私の心の中ではファントムはジェラルドファントムだわー)
可哀想なファントム。。観るほどにぼろぼろ。。。
これを観たら、また映画を見に行きたくなりました。
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オペラ座の怪人 :村 俊英
クリスティーヌ・ダーエ :佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 :柳瀬大輔
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