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★ニーベルングの指輪 [DVD]


呪われた指輪に魅了された人々の悲劇を描く、壮大なドラマです。

国を壊され,追っ手からひとり逃れた幼い王子ジークフリートは
人の良い刀鍛冶のエイヴィンに匿われ、彼の子として成長する。
ある日、隕石の導きで、アイスランドの女王ブリュンヒルデと出会い
彼女との戦いに勝ち、「私に勝ったのはあなただけだ。」という彼女と
永遠の愛を約束し、必ず迎えに行くと約束をして別れる。

国王グンターにエイヴィンの剣を献上に行く際、
グンターの妹クリームヒルトに見染められる。
が、彼は、ブリュンヒルデとの約束があると話し、彼女を相手にしない。

その後、国に災いをもたらしていたドラゴン退治に行った彼は、
かの隕石を用い、自ら鍛えあげたた剣でドラゴンを倒し、
その血をあびて不死身になる。葉がはり付いた肩の一部をを除いて。

ドラゴンの守っていた黄金を手にした彼はそこにひとつの指輪を見つける。
この指輪を持つ物がこの黄金を持つ者となり、そして、その指輪は死せる魂に
呪われていた。

他国との争いの中で自分の身分が一国の王子であると思い出し、
身分の違いで恐れていた女王ブリュンヒルデに求婚する自信がついた彼は
この黄金を持って、ブリュンヒルデを迎えに行こうとするが・・・

黄金を手にしたいグンター国王と腹心の部下、ハーゲンは
ジークフリートに恋するクリームヒルトに、彼に飲ませる媚薬を渡す。

さて、グンター王はブリュンヒルデとの結婚を望んでいたが、彼女は
自分と戦い、勝利したものに嫁ぐと言う、彼女には神の力が宿り
容易に勝てないと知っている王は、ジークフリートに『変身できる仮面』をつけて
王になりきり、代わりに戦うよう頼む。

媚薬の力で、ブリュンヒルデをすっかり忘れ、クリームヒルトの虜になっている彼は
クリームヒルトとの結婚を条件に承諾し、勝利する。
ブリュンヒルデは、戦いに挑んで結婚を申し込みに来るのが、
ジークフリートだと信じていたので、驚き、嘆く。
「あなたは、私を忘れたのか?男とはそういうものなのか?
もう誰も信じられぬ。。」
問われても、ジークフリートは彼女との約束など思い出せない。

ジークフリートは、ブリュンヒルデから向けられる怒りに
意味がわからぬまま戸惑い、彼の目はもうクリームヒルトしか見ていない。
その姿を見て、悲しむに打ち砕かれるブリュンヒルデ。

・・・そして

そもそも、黄金に目がくらんだことから始まる悲劇ですが、
なんとも、浅はかなクリームヒルトの取った行為で
あっさり秘密があかされてしまい、破滅への悲劇が・・でも、
その後の行動とか、なんか憎めないかわいらしい姫です。
・・・☆

「ニーベルンゲンの歌」という古典・叙事詩を上巻だけ読んで
あまりに悲劇なのと、読解しにくいので、ずっと放っていたのですが
映画でパパッと見ちゃおうと思い、借りたのが
「ニーベルングの指輪」
・・・
土台にはしているんでしょうが、むしろこの叙事詩と
ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」のストーリーを
ミックスしてあるようですね。
ワーグナーの楽劇はあらすじでざっと読んだだけなので、
理解してませんが。。
ニーベルンゲンの歌では、ジークフリートは、初めからクリームヒルトが好きで、
そこからして違ってます。
だから最初、戸惑いました。一緒だと思っていましたから。
テレビ映画だそうで、1部と2部に分かれていますが、
3時間ほどで、長いです。(長いですが、展開が早いので飽きません。)

・・・☆

見ようと思ったのは、ロバート・パテインソンのデビュー作だということなので^^;
2004年の作品なので、彼は17才くらい?
どろどろの欲の渦巻く悲劇の話しの中で一服の清涼剤のような
心清い、誠実な王子の役です。
登場回数は多いのですが。。セリフは少ないですねえ。
いなくても話が進みそうな気も。。。


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