※レデイ・ジョーカー [本・コミック]
合田雄一郎刑事シリーズの1冊。
たまたま、ブックオフで、ハードカバーなのに105円で売っていた、
マークスの山を購入。
それまで、高村薫氏の本を読んだことがありませんでしたが、
心理描写を深く描いたこの作品に感動。
またまたブックオフで見つけたこの作品を読んで、
すっかり合田刑事のファンになりました。ただ今、照柿読書中^^
グリコ森永事件にヒントを得て書かれたものらしいのですが
いろんな差別問題を深く取り上げていて、登場人物個々の
細かい描写で、感情移入しやすく、かなり読み応えがあります。
とにかく暗いです。
大会社の社長の苦悩や、新聞記者の大変さ等、
社会最前線にいる人たちの壮絶な戦いを再認識して驚くほど。
・・それにしても政治家は怖い。
権力欲に駆られた人間が政治家になりたいわけがよくわかります。
もちろん全てじゃないでしょうが。。(と祈ります。)
~☆・:.,;*
この作品の映画も見ました。
これは・・・
ダメですね。原作を読んでなければ、きっと意味がわからないんじゃないでしょうか。
略しすぎていて、何で、彼らがこの事件を起こしたのか、
映画を観ただけでわかるのだろうか?
しかも、どん底下層の物井じいさんが、渡哲也では・・・
みんな演技はうまいと思うんですよ。でも配役ミスがあるような気がするんですよね。
逆に、合田刑事が、徳重聡では若すぎると、批判がありましたが
彼はピッタリだった気が、私はしました。。
※このあと、照柿を読みましたが・・こちらが先だった。順番が違ったのね^^;・・
照柿のあとだとすると、合田刑事はやはり、もっとずっと年だった。
こんな清潔感あふれる人でもなかった。かっこよくも全くなく、むしろ気味が悪い。
イメージが崩れたな~ぁ。。
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